ユング心理学の科学性の証明 = Gravityの成功

Gravity
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Gravityは、ユング心理学に基づいたビックデータ分析をもとにコミュニティ(Gravity上の仮想空間)の生成を行っている。

ユング心理学

ユング心理学とは無意識にフォーカスした分析心理学です。無意識は、個人的な感情や、好みに大きく影響されます(コンプレックスなど)。

ユング心理学の重要なキーワードを紹介し、ユング心理学と科学性の関係について述べます。

ユング心理学の重要なキーワード(集合的無意識、ペルソナ、影…)

集合的無意識

ユングは精神科医で様々な精神患者と向き合ってきました。その精神患者(のちのユング心理学の被験者)たちの分析を進めていくと、神話と一致するような話をすることから、無意識の世界の一致(集合的無意識)の存在を提唱しました。

ペルソナと影

人は役割と周囲からの期待(家族や、仕事)により、他人に対する自分像(ペルソナ)を生成している。このペルソナを作る際、無意識下ではあるが、本当はこうありたい(影)というものがどうしても存在する。この影は夢として現れ、あまり影の存在が大きいと、精神疾患などを起こしてしまう。

夢 – アーキタイプ = 影

夢はそのままでは支離滅裂で、意味があるようには思えません。そこで、集合的無意識を使い、夢の型(アーキタイプ)を定義。夢からアーキタイプを引き算することで、影を特定することができる。

夢の分析によるユング心理学の科学性は低い

科学的であるかを判定するには、積層性、再現性、反証可能性があるかを求める必要がある。

従来のユング心理学は主に夢の分析を行い、影の特定、ペルソナとの一致を援助している。

積層性○:研究は引き継がれている

再現性×:夢などの分析では、判断基準が曖昧

反証可能性×:夢の分析結果は絶対的なものがなく、こうとも捉えられるというのは当然起こりうる。そのため、反証を否定できない。

と残念ながら、ユング心理学の科学性は低い。

SNSのコミュニティ生成にユング心理学を用いた場合

SNSのコミュニティ生成は、心理テストの結果をもとに、SNSコミュニケーションの価値を高めようとしている。

積層性○:ベースであるユング心理学自体の研究は引き継がれている

再現性:プログラムはその性質上、全く同じ状態を再現した場合の結果は同じになる
例)OOタイプの人のタイムラインにはOOタイプの人の投稿を優先表示する。

反証可能性:同じ心理テストと分類方法を、会社の人事や学校のクラス分けにも流用できる。そこでもそのコミュニティの価値向上に効果が出れば、反証を否定できる(例:たまたまなんじゃないの?等)。

つまりGravityの成功 = ユング心理学の科学性の証明となっているのではないだろうか。

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